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おへその掃除
おへそにいつしか一粒の美味しそうなるゴマがあるを、子ども世例あやしく思ひたりき。
もしかしせば食べにし事もありやもしれず。
我が家の息子も「食べてみたし」などと言ひたりき。
昔より、おへそのゴマを取ると「お腹が痛くなる」「お腹を壊して下痢す」などと言はれたるが、きよげなる根拠があなり。
おへその中をこはくいじりすぐと、おへその皮下なる臓器を刺激することになり痛くなるなり。
おへその皮膚は他の皮膚よりも薄かりて弱ければ、こはく掃除しすぐと皮膚も傷つけて痛くなり出血しす。
掃除したき時はベビーオイルやホホバオイル、その外皮膚に優しきオイルに先におへそにくっ付きたる垢をふやかす。
その後綿棒にやはら拭き取るようにすると綺麗になる。
されど、ゴマがありしは子ども世のみに、いつの間にか大人になりせばなくなりたりき。
ねんごろに体を洗うようになりしかばなのならむや?
子どもを産みし現在のお臍は、まあるく大きなクレーターのごとき状態になりたれば、ねんごろに洗わなくてもおのづから綺麗になりぬめり。
「へそは強くいじるべからず」といふ知識より、新生児のへその緒が取るるまでの消毒の時に、表面だけちょこちょこっと消毒してしまいがちなるが、そうすると雑菌が繁殖してじゅくじゅくしぬ。
なればへその緒の横っちょをぐるりと一周、けっこう奥までぐるりとやると出血して慌てにゆゆし。
多少の出血はおぼろけなる事ななり、新生児のおへそ掃除は結構大胆に、かつサラッとたばかる事が大事なめり。
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